子どものかかとの痛み

子どものかかとの痛みで困っていませんか？

当院では日々ジュニアサッカー（小学生）の子の施術をたくさんしていますが、ケガの中で多いのがかかとの痛みです。

サッカーは走ったりジャンプしたりさまざまな動きでかかとへ負担がかかります。

子どものかかとの痛みは、成長痛として放置してしまいがちですが、実際はスポーツ障害のひとつです。

本来は施術が必要になります。

早いタイミングで施術すれば回復できることがほとんどですが、放置してしまうとそのぶん回復が遅くなりスポーツができない期間も長くなるため落ち込んでしまいます。

１０歳前後の成長期の子どもはスポーツでかかとを痛めることがよくあります。

また、男子に多い傾向があります。（女子の２倍ほど）

では、なぜ子どもはかかとを痛めることが多いのでしょうか？

それは子どものかかとの骨が成長する過程に特徴があるからです。

子どものかかとの骨は成長して大きくなるため、成長期には大人と違って一体化しておらず上の図の緑色で示した踵骨軟骨（成長軟骨）と呼ばれる柔らかい部分があります。

成長期の子どもにみられる軟骨で、大人ではこの緑色の部分は閉じています。

軟骨部分は大人の骨のように強くありません。硬くなっていないため繰り返しの衝撃や引っ張る力に弱いという特徴があります。

子どもの時期に走ったりジャンプなどの強い衝撃がかかとにかかると、アキレス腱や足裏の筋肉が柔らかい軟骨を引っ張ってしまい、損傷や炎症が生じてしまいます。

こうして「子どものかかとの痛み」は引き起こされるのです。

かかとの痛みを回復するには運動量を減らすのはもちろんですがそれだけでは不十分です。

成長途中で柔らかいかかとに特化した施術をする必要があります。

アキレス腱や足裏の筋肉をきちんと調整しないといけません。

もうひとつ大事なことがあります。

「かかとの向き」です。

当院にかかとの痛みで来院される子の多くは、かかとの向きにズレが生じてます。

当院では子どもに特化した施術法でかかとのズレもきちんと整えます。